ベトナムについて

ベトナムは、豊かでバラエティーに富んだ自然を有するインドシナ半島東側の細長い国です。山岳地帯、美しい海岸線を持つビーチ、肥沃なメコンデルタなど、のんびりとした自然や素朴な町並みが魅力。北部のハロン湾、旧ハノイ(タンロン)城跡、中部のチャンパ遺跡のあるミーソン、古い街並みが残るホイアンは世界遺産に登録されており、旅行者にも人気があります。

正式国名
ベトナム社会主義共和国
Socialist Republic of Viet Nam
国旗
ベトナム国旗は金星紅旗(コー・ドー・サオ・ヴァン)と呼ばれ、旧ベトナム民主共和国(北ベトナム)の国旗として1945年に制定した旗を、南北統一(1976年)後も使用している。
国歌
ティエン・クァン・カー
Tien Quan Ca
面積
32万9241㎢(日本の約90%)
人口
約9814万人(2021年)
首都
ハノイ
元首
グエン・スアン・フック(2021年4月就任)
首相(知事)
ファン・ミン・チン(2021年4月就任)
政体
社会主義共和制
民族構成
キン族(ベト族)約90%、
そのほかに50以上の少数民族が存在している。
宗教
約80%が仏教徒。そのほか、キリスト教(9%)、
イスラム教、カオダイ教、ホアハオ教、ヒンドゥー教など。

ベトナムの人材

近年、日本で働く外国人の増加を牽引するのがベトナム人です。日本に在留するベトナム人は37万人を超え、技能実習生の数は国籍別でベトナムが最多となりました。
日本に留学するベトナム人も中国人に次ぐ多さとなっており、留学を機に日本での就職を希望する学生が増えています。
ベトナム人は、日本に対して良いイメージを持っている人が多いと言われています。ベトナムは親日国で、もともと日本文化にも興味を持っている人が多いということもありますが、日系企業や日本製品の評判が良いことも影響しているようです。
また、日本には、ベトナム人にとって馴染みのあるコミュニティーが至るところで形成されていることからも、安心感のある国と認識されているようです。
ベトナム人にとって、日本での技能実習は、未だに根強い人気があるようです。
韓国や台湾に働きに行くベトナム人も多いですが、受け入れ枠が日本より小さいです。今後も日本は、ベトナム人の受入れにおいて優位性を維持していくことでしょう。
2019年からは、新たな在留資格である「特定技能制度」の施行が開始されました。益々、ベトナム人が日本で働くための機会が拡大していくことは言うまでもありません。

日本の労働市場は、ベトナム人なくして成り立たない時代が既に目の前に到来しようとしています。
ベトナム人を雇用する日本企業には、ベトナム人の置かれた状況や、どのようなプロセスを経てベトナム人が日本へ来るのかを十分に理解する必要があります。
ベトナム人は家族と離れ、費用を負担して厳しい日本語教育を受けるなど、苦労して日本に来ます。また、日本人とベトナム人では受けてきた教育や育ってきた環境が大きく違うため、日本人の働き方や考え方が当たり前だとは思わず、お互いを理解しようとする姿勢をもつことが肝要となるでしょう。
日本とベトナムは今後、益々関係を深めていくことになります。ベトナム人と共に新たな時代を創っていくことが、今、我々日本人に課せられている重要課題だと断言して良いでしょう。

ベトナムの人材

ベトナムには日本からのODAでできた病院や学校、道路や橋などがたくさんあります。また、ベトナムの学校では日本とベトナムの関係についてとても良い関係であるという教育がされているため、とても良い親日感情を持っています。
ベトナム人は、はしでお米を食べる民族です。体系や顔立ちがだけでなく、真面目で勤勉な気質も日本人ととてもよく似ています。そのため日本の風習や習慣に早くとけ込むことができます。また、ベトナム人はとても手先が器用なので有名です。日本の大手企業もベトナム人の手先の器用さを認め、500以上の企業が工場進出しています。
しかしいま、ベトナムでは大学や修士課程を卒業した学生でも就職が難しい状況です。看護大学や医療大学を卒業した学生も例外ではありません。介護人材の不足が問題になっている日本で、そんな優秀なベトナムの若者達に働いてもらいませんか?
ベトナムでは日本語に興味を持っている人がたくさんいます。日本語が話せると就職に有利であったり、賃金が高額になったりすることも原因の一つです。また、ベトナムではまだまだ介護がビジネスとして確立しておらず、これから注目される職業でもあります。日本でも30年前までは看護学校にも、科目の中に「老年看護」という科目はなく、介護福祉士がの資格が創設されたのは1987年です。
いま、ベトナムでは日本語を身につけて、日本の介護技術を取り入れて今後の高齢化に備えたいと考える人達がたくさんいるのです。